関口建築のこと:よくある質問|東京で自然素材を使用した新築・リフォームなら関口建築にお任せください。

よくある質問

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多く寄せられる質問をまとめました

プレカットって何ですか?

プレカットとは木造住宅の主要構造材(骨組み)の柱や梁を工場で加工生産したものを言います。今や昔ながらの職人大工の技術は東京では死に絶えました。数では技術保持者は宮大工よりも家大工(一般木造住宅を建てる大工)の方が少なく絶滅危惧種とまでいわれてるほどです。木造住宅を建てる時に気を付けて頂きたいのは鉋や鑿や鋸を扱って仕事をしている大工や工務店はいません。騙されないでください。

伝統構法と在来構法の違いは?

在来構法はハウスメーカーが建ている木造建築です。強度は弱いので金物で補強しています。いわゆるプレカット(工場で加工する事)といわれる工法です。柱と柱の間に斜めに筋交いと呼ばれている木を入れることで横揺れを軽減させようとします。強度が出せないので金物、CA390153.jpg釘、ビス、接着剤で補強します。そして防虫防蟻剤と防腐剤で持たせる。現在、これが在来構法と言えます。伝統構法はと言うと釘やビス、金物や防虫防蟻剤、防腐剤で持たせることはしません。良質な天然素材を厳選し強固な継手で精度良く組み上げることで持たせます。木組みと言って木の曲がり、捻じれの癖を見極めて組み上げていく。継手で追っかけ大栓継ぎ、金輪継ぎというのがありますが強度は4トンの荷重に耐えます。なので金物は必要が無いです。また木を厳選して使用しますので白蟻に強く湿気に強いので防虫防蟻剤の薬も散布は必要が無いのが伝統構法です。まだまだ伝統構法には良いところはありますが在来構法の比較ではこんな所だと思います。

墨掛け、墨付け、刻みとは?

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伝統構法では最初に「墨掛け」といわれる工程で材木の狂いを取り製材、加工をします(建ててから家が歪まない様にする為)。「墨付け」とはキレイに墨掛けされた主要構造材に形となる様々な長さや大きさの継手、仕口のラインを書きます。そして「刻み」は鑿、鉋、鋸などで柱と梁に書かれたライン通りに切ったり欠いたり削ったりすることを言います。脱線しますが刃物は一人前に研げる様になるには2年位はかかります。墨付けは7年から10年はかかります。数寄屋建築の様な丸太を扱う仕事は15年近くは掛かるのではないのでしょうか。また今の話は一人前になった人の事です。脱落者は大勢です。更に一棟を全て任せて出来る棟梁はもっと少ないです。ハウスメーカーの注文住宅と言ってもプレカット工場で加工されたのがほとんどです。

シックハウスって?

大手ハウスメーカーやほとんどの建設会社、工務店は建築資材、建築材料いわゆる建材に頼って造ってます。そういった工業商品は接着剤で固めてますのでホルムアルデヒドなど化学物質が含まれてます。何故身体に悪いと分かっているのに使うのか。それは安価で済むからです。又は規格や性能が商品として謳ってるので施工には責任はありますが商品としては責任はありません。また生ものでは無いので引き渡し後クレーム対応が少なくともなります。シックハウス症候群は主に呼吸器系が反応します。喘息が多いです。また最近では身体に良いイメージの自然素材も怪しいです。100%天然素材は一切ノリや接着剤は入ってないので天然素材と言えますが自然素材はノリや接着剤が入ってても又は少しでも自然素材が入ってれば自然素材と表記出来ます。新しものは危ないです。

ハウスダストって?

シックハウスに少し似てますハウスダストはその延長です。建築資材の工業商品はすべて静電気を帯びます。ので目に見えない塵(チリ)や埃(ホコリ)が吸着します。木目調の塩ビシートで貼られたドア、接着剤で固めたフローリングという床、壁紙、全てにおいて塵や埃付いてしまいます。せっかくキレイに掃除しようとしても掃除機のモーターの排気口から小さくされたミクロの埃が余計に付きやすく。ペンキを塗る施工も静電気を同じく帯びます。汚れも付きやすくなります。これらの埃や塵が原因で喘息などの疾患を招いてしまいます。要は人工的な施しは静電気を帯びるのです。関口建築では素材にこだわってますので着色、塗装(油性、ウレタン系)はする必要が無いです。

ハウスメーカーは24時間換気と吸気口が必要なのは何故?

シックハウスやハウスダストが原因です。建築資材の工業商品で造られた木造の家は化学物質(接着剤や糊、塗料、塩ビシート等)を沢山含んでおりアレルギーを起こす可能性が非常に高いのでトイレは24時間換気扇を回しなさい。各部屋には吸気口を一つ開けなさい。それで換気しなさいと建築基準法で定められてます。強引に室内の汚染された空気を排気せよと。なのに気密住宅を謳うのは間違ってます。結局は有毒物質は換気が出来る設備を設ければ問題なしと国交省は認めています。天然素材で造れば何も問題が無いのにと思います。

自然素材と天然素材の違いは?

建設会社、設計士などの言う自然素材は100%、自然素材ではありません。日本製の工業製品は90%以上が接着剤で出来ています。自然素材はわずか数%しか含まれてないです。100%の自然素材のみが「天然素材」と言えるのです。日本の建築資材はほぼ工場で加工された偽物です。天然素材と謳える会社はゼロです。一部分(床板とか壁だけとか建具とか)を天然素材を使用してるだけの場合もあります。また中身の造りも天然素材で施工してる会社は限りなくゼロに近いです。中身とは天然乾燥の無垢の国産の木を使う事です。今の木造住宅の柱や梁は接着剤で固めた集成材(又は積層材)といわれる木が使用されてます。そして仮に無垢の国産の木を使用していても墨付け、刻みで大工の手で加工している会社は更にもっと数が少ないです。本物の天然素材は生ものなので道具を持ち仕事をする経験の深い職人の技術がものを言います。

現在の西洋の木造住宅は?

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西洋の先進国に於いては新築の数は少ないです。元々古き良きものに価値を求めてます。新しいものに美しさを感じない文化です。近年のヨーロッパはセメント系を脱却し漆喰などの天然素材に戻りつつあります。重要文化財もです。理由はいわゆるエコです。日本のエコとは根本的に違います。耐久性が有り再生でき土に還る。特に土に還る事が大事です。工業商品では不可能です。天然素材でなければならないです。日本では工業商品を再利用する事がエコと勘違いしてます。化学物質の建築資材は永久に土に還りません。ほぼ100%天然素材で古い施工技術が好まれてます。日本では学ぼうとする大工がいなくむしろヨーロッパから学ぼうと今では廃れた技術を求めに来る人がいるぐらいです。自分も三重の塔の復元工事でドイツ人2人を約一年間、指導をしたことがありました。感覚や感性は抜群でした。とても22歳の青年とは思えないほどでした。日本の住宅は100%工業商品でハウスメーカー、国土交通省推奨で造られてます。少しも天然素材で造られてません。20年保証と言っても、ハウスメーカーは20年持たせればいいや。という感覚です。

ハウスメーカーより高いのでは?

工事が完了し見学に来られる方によく言われるのが「高いですよね?」のお言葉。ブログでもお伝えしていて重複しますが、高くありません。東京の建設会社、工務店やハウスメーカーは建材メーカーの工業商品で作ってます。そして大工の花形である作業工程の「墨付け」「刻み」をプレカットに頼ってます。(東京では99.9%も占めてます)安価な海外の材木などを大量輸入し国内で工業商品を大量生産してるので坪単価(平米単価)のわずか10%~20%ほどです。残りは人件費と広告宣伝費です。僕らの様な伝統構法で施工している会社は天然素材(自然素材)を使用し「墨付け」「刻み」で施工すると坪単価(平米単価)の70%を占めます。残りが人件費です。伝統構法で施工している会社は設計士、現場監督、デザイナー、インテリアコーディネーターや理事はいません。ましてや広告宣伝費などは無いです。なので思う存分、高品質の材料と高度な技術施工に注げます。大手ハウスメーカーと関口建築の人件費と材料、施工費が逆転してます。ならばと現場見学者やお客様からは建築建材とプレカット構法で施工すれば利益が上げられるし更に安くも出来るじゃない。と言われますが。それではハウスメーカーの大半の大工と変わらないどころか知っていて迎合するのは不本意だと思っています。

保証が無いのでは?

はっきりと言います。関口建築はどこよりもしっかりとした保証をお約束します。1しっかりとした対話 2しっかりとした意匠 3しっかりとした天然素材の選定 4しっかりとした施工 5しっかりとしたアフターケア の5点を守ります。竣工後、定期的に点検を行います。

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