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直井光男棟梁との思い出

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昨日、7月17日、福井県の直井光男棟梁がお亡くなりになられました。故西岡常一棟梁の右腕として活躍され様々な団体の創立にちからを注ぎ日本全国を駆け回り数多くの大工の育成に心血を注いだ方でした。差別のない暖かい偉大なる棟梁でした。直井棟梁との出会いは13年程前に削ろう会の会場で岐阜のちょうな、はつり(材木を斧などで製材する施工方法)の名人、荒木昌平さんの実演に感動した私が江戸刃物の鉋を贈呈したその事を直井棟梁に話されて直接電話をされてきたのがきっかけです。道具を見せなさいと言われて見せに行き直井棟梁が「これ、使ってるんか?」と問われ、はいと即答しました。見せた道具の一つは“月の市弘”銘の叩きノミ(刻みの時に使用するノミ)でしたので墨付け、刻みをしているのか?という事です。それからは直井棟梁に様々なお誘いを受け参加させて頂きました。直井棟梁にお供させて頂くと顔パスで東京で工事中の現場に入れることができ恐縮する思いで見学させて頂きました。また老舗の大工道具店を案内させて頂いたり、天皇陛下より旭日単光章の受賞を受け祝賀会に呼んで頂けたりとたくさんの思い出があります。

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