一般的な大工はプレカット構法がシェアを99%占めていて2、3年ほどで覚えられると思います。伝統的な大工はというと墨掛け(木の製材加工)、墨付け(材木に設計ラインを書く)、刻み(設計ラインを切ったり欠いたりする作業)等の全般を出来るようになるのに10年は必要です。そしてお茶室のような“丸太”を扱う仕事となると15年は必要かと思います。画一的な理論でいえばプレカット構法は誰でも簡単に覚えられます。しかしながら伝統構法の大工には当てはまらないと思います。ふるいにかけられ、ものになった大工が10年、15年という話です。時間を要し脱落する人が多いのも現実です。3K(きつい、汚い、危険)といわれる大工になりたいと思う人が居ないのも現実で克服しなければならない問題だと思います。
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